九州クリエイターズマーケット7

ぐいのみ庵

2011年09月23日 08:20

隣のブースのオカリナを作っている熊本のFさんの息子さんの話の続きです。

実業団の長距離の現役の選手という話はしました。

まだ入社2年目だということです。

  私  「息子さん小さい頃から足が速かったでしょう。」
  Fさん 「いいえ」
  私  「小学校の運動会の競争ではもちろん一等賞だったでしょう。」
  Fさん 「いいえ」
  私  「?」

実はFさんの息子さん

M君としましょう。

M君は小学校の頃は足もそんなに早くなかったということです。

中学校3年の初めまでテニス部だったということです。

しかしレギュラーになれず

いつも補欠で

とうとうやめてしまったということです。

しかし通っている中学校は全員部活ということで

仕方なく陸上部に入ったということ。

そこで親も気づかない

本人さえ気付かなかった才能が

少しづつ出てきました。

陸上部の顧問の先生のおかげで

中学校卒業後は

陸上の強豪校へ入学

花の都大路を走り

関東の大学へ

そこで箱根を走り

実業団に入ったということです。

長距離の場合

小学校の運動会の競争の一等賞とは

あまり関係がないようです。

しかし会話の中で

一つだけ気付きました。

Fさんの家は

熊本の片田舎の

俵山の麓

登下校は

のぼりあり坂道ありの環境だったのです。

そうです

ケニアの選手と同じ

だったのです。

私が来月フルマラソンに出る

というような話をしなかったならば

このような

アイスクリームが溶けるような

お互いの気持ちが溶けあう様な

心の通うあう

会話が弾むことはなかったでしょう。

最後にその続きですが

実は就職のとき

九電工か日産か東京電力か

この三つで迷ったということ。

1年後日産の陸上部は廃部

東電はご存じのように原発問題

本当に運の強いもんだ

と父親は言っていました。

そのM君

小さいころから

焼き物には

全く興味がなかった

ということです。

まだ

続きますよ。

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