電動ロクロ陶芸教室作品6

ぐいのみ庵

2012年02月18日 13:56

電動ロクロ陶芸教室の作品が焼きあがりました。









HさんとSさんの作品です。





自宅にて電動ロクロのみの陶芸教室を

開設したのが5年前の6月でした。

Nさんという当時50代半ばの男性が夫婦で訪ねてきました。

電動ロクロを教えてほしいと。

それまで、自宅にて陶芸教室はやっていないし

やろうとも考えていませんでした。

まして自分の電動ロクロを

他人が使うということは

土足で家に上げるようなもので、

とても考えられませんでした。

理由を奥さんが、話し始めました。

主人は、脳腫瘍の手術の後遺症で

現在、高次脳機能障害を患っている。

リハビリのため長年の希望であった

陶芸 電動ロクロをやってみたいということでした。

夫婦そろって来られたということと

リハビリのためということで

引きうけました。

Nさんは、6月から毎週月曜日

タクシーでやってきました。

一人も二人もいっしょだろうということで

10月から女性Sさんが加わりました。

Hさんは1年1か月やってきました。

その後入院。

2か月後治療のかいなく

亡くなられました。

Sさん一人になり教室は2か月間休み

その年の10月から

男性のHさんが加わり再開。

その後TさんSさんが入り

現在4名の方が電動ロクロの修練に励んでおられます。

今思えば、Nさんの最後の希望をかなえられ

良かったなと

もし断っていれば

自分自身後悔していただろうし

そんなことを思いながら

電動ロクロ陶芸教室

がんばっています。




.

関連記事